成分献血の流れ
一本の針で採血と返血を繰り返し行います。採血された血液は、抗凝固剤と混ぜられ、遠心分離器に流されます。血液成分の比重の違いを利用し、遠心力をかけることによって、全血から各成分(血小板、血漿および赤血球)へ分離させます。
お客様の目的に合わせ、必要な血液成分を採取し、それ以外の部分はドナーの皆様にお返しします。
採取目標設定とドナー情報入力
採取目標とする血小板産出高や採取量、血漿製剤との組み合わせを設定します。ドナーの皆様の情報から循環血液量を計算し安全管理を行います。
また血小板数やヘマトクリットの値から、採取目標を達成するための処理量や献血時間などを算出します。
チャネル方式を使用した遠心分離
遠心分離部分にはチャネルと呼ばれる細いベルト状のセットを使用しています。このデザインにより、血液成分の分離に必要な赤血球の量が少なく、体外に出す血液量を抑えながら成分献血を行うことができます。
LRSチャンバーを用いた白血球除去
「トリマ アクセル」では、フィルター式とは異なり、LRSという独自の技術を用いることで献血中に既に血小板成分から白血球の分離除去を行っています。献血後にフィルターを使用した白血球除去を行う必要がありません。そのため、フィルターによる血小板のロスが少なく、余分な血小板の採取を避けることができます。
ご注意
このページは、医療従事者の方を対象に、テルモBCTが販売する医療機器の情報およびその関連情報をご提供することを目的としております。